Message from Tokyo Days

# TokyoDays:写真家 小川義文

写真の本質的な楽しみを。

このグループのワークショップでは、小手先の技術ではなく、写真の本質的な楽しみを教えたいと考えています。だから、細かな写真の技術は一切教えません。私の花の写真集「MOMENT OF TRUTH」を毎日眺めてくださいと言っています。そうすると、半逆光の加減が自然と身について、次はこういう風に撮ろうという目標ができます。技術は自 分が撮りたいものがハッキリしたときに、初めて生まれるもの。技術があるからいい写真が撮れるわけではないのです。
ワークショップではまず、花を生けることから始めます。どのくらいの手加減を加えると茎が折れてしまうのか、光に透かすと葉脈はどう見えるのか、 それが分かっていないと生きた花の写真は撮れません。被写体にとことんこだわる姿勢が大事ですね。
 

写真のある人生を楽しみましょう。

今までとは違う人生を。と言うのは大袈裟かもしれませんが、写真という素晴らしい表現方法をグループのみなさんと楽しんでいます。これに賛同する 仲間や友人たちが集い、新しいネットワークも広がっています。
ゴールを設定せず、半ば成り行きではじめた「花の写真FBグループ展」は好評で、2017年6月に3回目を迎えます。ぜひ代官山ヒルサイドテラス に遊びに来てください。みなさまのご来場を心からお待ちしております。

# TokyoDays:アートディレクター/グラフィックデザイナー 笹川寿一

4回目も目指していきます。

私はこのグループ写真展などを企画製作する大人のクリエイティブユニット「TOKYO DAYS」のメンバー3人の一人です。
今年も第3回目の「花の写真FBグループ展」を代官山ヒルサイドテラスで開催することになりました。大変嬉しいことですが、花の写真集「MOMENT OF TRUTH」を2015年1月に出版した後にFacebookを通じて生まれたこの写真展が、ここまで盛り上がってくるとは当初思ってもいませんでした。
しかし、昨年は850人の方に写真展へ足を運んでいただいたことも事実です。そして、何より参加した皆さんが喜んでくださっていることです。これが我々にとっても、喜びであり、励みです。
今年参加の方々の写真も表現内容などでクォリテイの高い素晴らしい作品が続々投稿されています。さらに昨年から連続で参加されている方々のミニ写真集も今回の「花の写真FBグループ展」の会場に用意する予定で、きっとご来場いただいた方々の目を展示作品共ども楽しませてくれることだろうと思っています。我々「TOKYO DAYS」も参加者の皆さんに負けないように早くも第4回を目指して行きたいと思います。

# TokyoDays:プロデューサー 宮崎秀雄

始まりは、1989年の秋。

1989年、9月。
1台の国産スポーツカーがデビューした。本格的な2シーターオープンスポーツ、ユーノス・ロードスター。1600ccNA型DOHCエンジン。1トンに満たないライトウェイトスポーツの登場は、日本のクルマ社会に大きなインパクトを与えた。
この時、マツダがプレミアムチャンネル(販売系列)「EUNOS」というブランドを立ち上げ、そのコミュニケーションツールとして提案したのが「CLUB d EUNOS(クラブ・ド・ユーノス)」というPR誌だった。そのメインフォトグラファーとして、当時自動車雑誌の中で一番輝いていた「NAVI」の巻頭写真を撮影していた小川義文にどうしても撮ってもらいたかった。
 

小川に撮ってもらったクルマの写真。

そのPR誌を作る上でクライアントに要望したのは、「カタログ写真は使わない、ホイール合わせはしない、ピカピカに磨き上げない、7:3のスタイリングにこだわらない」、そんなことを記憶している。クリエイターのやりたいようにやらせてくれたという点では、今思い起こすとバブルっていうことだったのかもしれない。
小川は東京の町の中で元気に走るクルマの姿や、自然の中に佇むクルマの姿をきれいに写してくれ、それをB4版という大きなサイズにデザイン・レイアウトしたのが、デザイナーの笹川寿一だった。
実はこれより前、1988年に小川は1冊の写真集を出版していた。そのタイトルが「Tokyo Days」だった。経済成長が続き、刻々と変貌する東京の風景を鮮やかに切り取った写真集で、町の風景をこんな風に撮るんだと、そのセンスに惹かれた。
 

Tokyo Daysの再起動。

以来、マツダの仕事は激減したものの、同世代のクリエイターとしての付き合いは続き、1993年六本木AXISでの写真展「AUTOVISION」、1995年代官山ヒルサイドテラスでの写真展「Porsche911 IZATION/911進化論」などもお手伝いをさせていただいた。
そして2010年を過ぎ、そろそろ新しいことを一緒に始めたいね、ということを3人で話題にするようになり、再び、Tokyo Daysを再起動させた。それは、そろそろいい大人になった我々が、クリエイションをもっと生活に持ち込めば、毎日の暮らしが楽しくなるはずだと、写真、デザインを通して大人の生活を楽しくしようという試みだった。
2014年の暮に花の写真集を自費で出版し、どうやって販売するか、自らそんなチャレンジをしているうちに花のグループ写真展が生まれた。写真集を販売するために始めたことが、大人のクリエイティブ活動へと広がり、コミュニティのような輪に育ちつつある今、さらに次の目標を探し始めている。
 
今年の6月、代官山のヒルサイドテラスで会いましょう。